ディケンズを読もうと今さらながら思いたってみた

八ヶ月くらいかかって、中央公論社の「日本の歴史」「世界の歴史(旧版)」をほぼ読み終わった。ほぼ、というのは、つまらないところは平気ですっとばしたからである。書いているのが偉い学者先生だから、油断していると土地制度とか経済の話を延々ぶっとおしで続けるので、こういうところは読んでいられない(それではダメなんだろうけど)。あと、日本史でいえば、江戸時代になると天下泰平でほとんど事件が起こらなくなるのだ。幕末まで一気に飛ばすのも仕方のないところだろう。

それと並行して世界名作をいろいろ読んでいるんだが、急になぜかディケンズが読みたくなった。というのも英語の多読をやっていて、ふと英文学で最高の作家は誰だろうと考えたら、やはりディケンズだろうと思ったのである。そこでさっそく、「オリバー・ツイスト」「二都物語」「クリスマス・キャロル」と読んだところで、手持ちのディケンズ作品は打ち止め。次の書物を求めて、アマゾンのサイトで検索しては商品券と取り替える(セコい)という行動に出たのだった。

 

これだけの大作家だから、たいていの作品は1円(送料257円)で手に入るだろうと甘く考えていたら大違い。「デイヴィッド・コパフィールド」「大いなる遺産」といった有名作を除けば、ディケンズ作品は翻訳もあまり出てないし、出ても絶版になっていて馬鹿高い値段がついている。もちろん全集も出ていない。結局、英語圏ではわれわれが夏目漱石を読むように読まれているディケンズであるが、今の日本では全く流行らないようだ。

てなわけで、一冊手に入れるのにも苦労の連続なだが(と言いつつ、アフィリエイトで稼いだ商品券と替えるので実質タダなんだけど)、プロジェクト・グーテンベルクには全作品がUPされており、原文は自由に読めるのだ。英語圏の人は恵まれてるねえ。今の僕の英語力ではまだちょっと読めないが、いずれは原文でスイスイと読めるようになりたいものである。

 

で、さっそくアマゾンで買ったのが「デイヴィッド・コパフィールド(1)」と「骨董屋(上)」で、それぞれ1円と90円(送料257円)。さらにヤフオクで「荒涼館」を1100円でゲットだぜ。この「荒涼館」は筑摩世界文学大系の一冊本(三段組!)で、下手な辞書よりデカくて重い。文庫版を普通に買うと4000円くらいしちゃうので、これが現在の最安値という感じだ。なんだか、いかにして安く手に入れるかという、別のゲームと化しているな。

先週からは凄まじい大長編である「デイヴィッド・コパフィールド」(デビコパ)を読んでいるんだが、やはり気絶的に面白く、普通に読んでいるとあっという間に読み終わってしまいそうなので、懸命に自制して、なるべく読まないようにしている。オナ禁ならぬデビコパ禁である(笑)。1円で買った本でこれだけ楽しめるのだから、実にコストパフォーマンスのいい趣味だと言わざるを得ない。

 

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ブログアフィリエイトは稼げない説に異議あり

長いことアダルトアフィリエイトをやっていたんだが、諸事情により実質的に撤退することにした。というのは以前にもちょっと書いた話であって、要するに海外アダルトサイトへの風当たりが目に見えて厳しくなってきたので、アフィリエイターに火の粉が飛ばないうちに避難しておこう考えたのである。

一方、一般アフィリエイトの方は趣味系で軽く物販をやっている程度だったが、アクセスが増えてくるとときどき売れて、なんだかんだでアマゾン商品券を500円、また500円ともらえるので、ここ数年来、本とかゲームは全てこれで賄っていて一銭も使ってない状態。適当にやっているわりには成功していると言えるだろう。これからはこっちをメインにしていって、生活物資すべてをアマゾン商品券と交換したいと思っている。アマゾンがつぶれたら生きていけなくなるけど(笑)。

 

ところで、ブログアフィリエイトは稼げないとか、後発組に参入の余地はないといった否定的意見をよく目にするのだが、僕はそういうことはないと思っている。特に後発には厳しいと言われるアダルトでも、現実にそこそこ稼ぐことができたし、違法スレスレでビジネスに徹すれば大きく稼げるのではないかと思う(そんなことはしないけどね)。

ただ、だれでもやっていることをなぞっただけでは、アクセスも集まらないし商品も全然売れないのは確かである。普通に日記ブログを書いて広告を貼っただけでは誰もクリックしてくれない。また、巷にあふれているような当たり障りのないアフィリエイトサイトなどは、見るのも嫌だという人が大半であろう。内容のある記事を書いてファンを増やし、そのうえで本当に有益な商品を紹介してこそクリックしてもらえるのだ。

 

アダルトのジャンル自体が消えてなくなることはないと思うが、今のところは先行きが不透明である。海外サイトを黙認する従来の方針が継続されるんなら、またアダルトをやってもいいと思っているんだけど、このご時世ではそれは無理だろう。今から参入する人は、動画系なら国内ものオンリーでやることになり、これは以前に比べると確実にインパクトが下がるので、苦戦を強いられるのは目に見えている。特に、販売サイトのサンプルにリンクするだけでは、求心力が低くてクリックしてもらうのは難しく、必然的に違法動画サイトを利用してのサイト作りを余儀なくされるだろう。

これは多分、将来的にも黙認されるだろうとは思うんだが、やはり違法は違法。悪いことをしているという気持ちは、たとえ無意識にであっても心の中に残るわけで、そういうのは職業としていかがなものかと思うわけだ。

といっても、僕はもともとテキスト系アダルトというやつで、ほとんど文字オンリーという前代未聞のサイトをやっていたので、その点は関係ないといえばないんだけどね。他のアフィリエイターからは笑いものにされ、大手ポータルサイトからは掲載すら断られるありさまだったが、それでも固定ファンがついて高額商品がたびたび売れていたのも事実なのである。ブログアフィリエイトと言いつつ、完全にアダルトの解説になってしまった(笑)。

 

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王貞治・沢村栄治 名選手の記録と記憶

先日の巨人戦の中継に王貞治が出ていて、756号の映像を流していた。あれは昭和52年(1977年)のことであって、僕はラジオで聴いていたと思う。

王貞治自身が「打ったあとバンザイをするのは珍しい」と言っていたが、その前年に後楽園でベーブ・ルースを破る715号を打ったとき、打球がポールを直撃した瞬間に両手を上げてジャンプした姿の方が印象的だったのである。実は、回顧番組やアニメで引用されるのは、この際の動作であることが多い。

僕は熱狂的というかキチガイの域にある昭和の巨人ファンなので、600号あたり以降の節目のホームランはだいたい生放送で見ていて覚えている。715号の時の山本和行、756号の鈴木康二朗は一流投手だが、700号の鵜沢、800号の大川(いずれも大洋)などは、ほぼこの1シーンだけで記録と記憶に残ってしまったようだ。

 

ところで、この王貞治の出演について、ネット上ではくだらん書き込みが相次いでいた。ようするに「昔の球場は狭かったからホームランが打てた」「昔の野球はレベルが低かった。そんなのは記録に値しない」といったことをほざく馬鹿が多かったのである。僕はこういう知ったふうなことをぬかすゆとりガキが大嫌いである。

球場が狭かったというのなら、他の選手に比べて王貞治の数字だけが突出しているのはどういうわけなのか。昔の野球のレベルが低かったと主張するのならば、現在の野球も数十年後の世界からみればレベルが低いということになろう。ということは、現在の選手の記録も語る価値がないものになりはしないだろうか。

およそスポーツというものは、その同時代に抜きん出ているという事実が全てであって、過去と現在を単純に比較しても何の意味もない。過去の記録をふまえた上に、現在があるのだ。大鵬の優勝32回という大記録があったからこそ、白鵬はそれを抜くことができたのである。

 

プロ野球の黎明期に沢村栄治という投手がいた。ゆとりのガキどもは「沢村といってもどうせ140キロそこそこしか出てなかった。今だと平凡な投手にすぎない」などとぬかすのだが、その時代に沢村が最も抜きん出て速かったという事実を完全に見落としているのだ。つまり、150という数字が連発される現代において、170とか180とかいった快速球を投げるほどのインパクトがあったということだ。(もっとも、僕は今のスピードガンの数値は水増しがひどいと思っているので、信用してないのだが)

例えば、100メートル走は100年かかって5%くらいしか記録が伸びていない。と考えると、18.44メートルのボール投げという単純な行為で、20年やそこいらで10%以上平均球速が速くなるのは奇妙なことだ。各時代における最速は、実はそれほどの違いがないのかも知れない。

沢村より少し後輩の別所、中尾といった人たちが、昭和30年代まで快速球で鳴らして大記録を樹立したことは、誰も否定できないことである。とすれば、彼らにとって神様みたいな存在の沢村は、やはりメチャクチャに速かったのではないだろうか。そういうこと以前に、元祖プロ野球である沢村栄治に敬意を払わないやつが、どういう気持ちで今のプロ野球を見ているのか、理解できないというのが率直な気持ちである。

 

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ジェネレーションギャップなのか?高校の英語事情

当サイトではひきこもり・ニート経験者の人を対象に、学力を上げて大学再挑戦をしよう!というネタを書いている。それと並行して、他のサイトで現役高校生や浪人の人向けに、なるべく簡単に成績を上げて「勉強のできる子」に変身する方法というのをやっとるのだな。この両者は内容が重なるところも多いんだけど、現役の高校生諸君には毎日の授業とか定期試験があるんで、似ているようでちょっと違うんですね。

大人の人が改めて大学へ行こうと思ったら、自分の判断で勝手に行けばいいわけですが、高校生だと親や教師に相談しないといけないので、そこで話が複雑になってくる。定期試験である程度の点数を取ってないと相手にしてもらえないし、ちょっと成績が良くなると地元国立大を受験させられそうになるしで、子供は子供でいろいろ大変なのである。そこで、馬鹿な大人の陰謀をかいくぐる裏技を、こそこそと伝授しているわけだ。

 

などと言いつつ、僕も若い子から見れば老害の一人なのであって、科目名もつい数十年前のものを用いてしまって、爆笑と嘲笑を浴びるのであった。われわれの時代は英語といえば「リーダー」「グラマー」「コンポジション」と言っていたものだが、今どきこんな言葉を口にしても「何それ、おいしいの?」状態だからね。リーダーと言っていた英文解釈は「リーディング」と呼ぶらしい。その他に「ライティング」(英作文)と「オーラルコミュニケーション」(英会話)という授業があって、その三本柱でやっているのが最近の高校英語なのである。

そのうえ、数年前には「英語の授業は全て英語で実施するべし」という通達があったというのだから、物凄い時代になったものだ。といっても英語で授業を行える先生というのはほとんど存在しないらしくて、たいていの学校では旧態依然たるリーダーの英文解釈をやっているし、英会話なるものも名目だけで、実は大学受験対策の英文法授業に当てている高校が大部分であるらしい。

おそらく、上の方の偉い人の中には特定の主義主張に凝り固まった人が数人いるようで、そういう連中が現場を全然知らないままに「聖徳太子はいなかったことにしろ」「鎖国はなかったことにせい」などと訓令を発しているようだ。勉強する側としては、そんなのは無視して二十年くらい前の教科書を使うのが無難なのかも知れない。

 

少し脱線してしまったが、ざっと見たところ、高校でやっていることはわれわれの時代とほとんど変わっていないのである。ただ、参考書の進化には目をみはるものがあって、当サイトでしばしば話題にしている「世界史実況中継」とか「総合英語Forest」のような、至れりつくせりの内容を持ったものは、昔は存在しなかった。僕らの頃の参考書はよくいえば硬派で、こっちが工夫して読まないと歯が立たないところがあったのである。

まさに昭和と平成の違いというものを、僕は参考書から強く感じてしまうのだが、昭和時代の受験勉強はなにか混沌としたところがあって、そこが味わいであったような気もするのだ。今の参考書のように、やればやっただけ点数に反映するというのは、どうもゲーム的な感じが強すぎるのだな。勉強する側としては実にありがたい話なんだけどね。

 

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懐かしいプロ野球の球場…って昭和の話かよ

あとで読み返すと意味不明になってしまうので、あらかじめ書いておくと、いま現在プロ野球では巨人が低迷している。かく言う僕は筋金入りの狂信的な巨人ファンであって、V9も見ているし最下位も味わっているので、今さら何が起こっても驚くものではない。ひとつだけ感想を言っておくと、どういうチームを作るかという長期的な展望が全く欠けていたことは確かであろう。

川上監督時代のV9と、原監督による二度の三連覇は、メンバーを固定しての黄金時代という意味で似通っている。結局、圧倒的に強い時期が続くとレギュラーが全員30代になってしまい、若手は出場機会を奪われて育っておらず、反動で低迷期に入ってしまうのは仕方のないことなのだ。V9のあとにも中畑・原・江川・篠塚・山倉などの若い力が揃って、ようやく戦えるチームに再生したのである。

 

そういうことはともかく、以前はよく球場に足を運んで観戦したことを思い出す。といっても自律神経失調症で動けなくなる前の話。昭和バブルまっただなかの時代である。僕の住んでいたところから一番近い球場は、ロッテが本拠地にしていた川崎球場だった。有藤・落合・山本功児・村田兆治といったスター選手がいた頃で、いつ行ってもスタンドはガラガラなので、いい席でのんびりと観戦できる。

当時はパ・リーグの人気は全くなくて、汚い球場で怖い顔のおっさんたちがダラダラとプレイしているという、いかにもうらぶれた感じが逆によかった。川崎球場へは駅から盛り場の中を抜けて歩いて行くんだが、酔っ払いはたむろしているし、変な客引きにつかまるし、物騒で油断がならない。女子供が行くような場所でなかったことは間違いない。

 

それから、後楽園も月に何回かは行った。神保町で古本を探した帰りに、内野の安い券を買ってナイトゲームを見る。といっても巨人戦はとてもじゃないが席が取れないので、もっぱら日本ハムのパ・リーグ試合である。内野の自由席というのは二階席なんだが、一番前まで行くと一塁コーチャーのすぐ上くらいで見られるので、アングル的にはネット裏よりずっといいのだ。

後楽園といえば、当時のプロ野球の球場の中では唯一の明るい雰囲気を持ったところだった。外野のすぐ裏が遊園地なので、ちょっとお子様ランチ的なところはあるんだが、そのおもちゃ箱みたいな感じがよかった。電光掲示板や人工芝も、まだ日本では数少なかったという時代である。アニメの「侍ジャイアンツ」には、当時の後楽園のメジャーな雰囲気がよく出ていて、つい何度も見てしまうのだ。

そういう明るい後楽園だが、パ・リーグの普段の試合はやっぱりガラガラで、内野席から一塁走者に野次を飛ばしたら聞こえてしまって、中には言い返してくるやつがいた。現在の満員・盛況のパ・リーグからはちょっと考えられない話である。

 

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