世界名作全集を読み返すのだ

スチーブンソンの「宝島」が好きだ、という話を書こうと思って検索してみたんだが、このごろは宝島という名前の店や施設が無数にあって、おまけにそういう名前の出版社もあるので、本家の名作について調べるのが容易ではない。

先日、免許センターの帰りにブックオフに寄ったら、岩波少年文庫の「宝島」が200円で出ていたので迷わず確保。この訳者は僕が行っていた大学の先生なので、一瞬「うわっ、ヤバい」と意味不明の反応をしてしまうんだが、いいかげんにこういう条件反射からは脱却したいものだ。一応、中学生以上に向けて書かれた平易な訳で読みやすく、しかも抄訳ではなくて完全に全編を訳しているようで、これは好感の持てる一冊である(と先生の訳文に偉そうなことを言ってみる)。

 

その「宝島」の話は改めて書くとして、僕の中では世界名作を再び読み直そうという気持ちが大きくなっている。もともとSF好きではあったものの、ここ数十年におけるSFとミステリー三昧は明らかに現実逃避であって、高校から大学教養課程あたりで親しんでいた文学作品にもう一度たち返らないことには、止まっていた時計が動き出さないような思いが強いのである。

高校時代に寝食を忘れて熱中していたのが、ドストエフスキーとトーマス・マンだった。当時、なけなしの小遣いを必死にためて河出書房のドストエーフスキイ全集(米川正夫訳)を一冊ずつ買っていたが、上京したら古本屋のワゴンに百円で出ているので気絶しそうになったものだ。早川や創元の文庫を自炊して本棚に空きができたので、ドストエーフスキイ全集を久しぶりに並べて順に読んでいこうと思っている。

トーマス・マンは吉行淳之介・北杜夫・辻邦生といった人たちが影響を受けて、著作の中で繰り返し言及しているので、どういう作家なのか読んでみようと思ったのが最初だった。新潮文庫の「トニオ・クレーゲル」(高橋義孝訳)に衝撃を受けて、それから図書館に通って長編を読むようになったが、あまりに大長編なので一週間の貸し出し期限ではとても読みきれないのだった。手元にあるのは文庫版の「ベニスに死す」「魔の山」「ブッデンブローク家の人びと」といったところで、当時手に入るのはこれが精一杯だったのだ。何十年も忘れていたけど、高橋義孝の文章には人生で一番影響を受けているようだ。

 

それから、デュマの「三銃士」は角川文庫版の、竹村猛訳のものが懐かしい。現在では活字が大きくなって全三巻に分かれているようだが、手元にあるのは古い上下巻のやつである。やはり文庫は活字が小さくてぎっしり詰め込んでる方が感じが出るんだよね(もはや老眼で見えないんだが)。こういう古典はちょっと古めかしい文章の方がいいような気がする。

デュマといえば「モンテ・クリスト伯」も読みたくなって、あんまり冗長なのは嫌だと思い、半分ほどに凝縮した岩波少年文庫版(やはり竹村猛訳)をさっきアマゾンで注文した。ところが、親が持っていた岩波文庫版(山内義雄訳)を何気なく開いてみたら、意外にすいすい読めるんだなあ。まあ、アフィリエイトで稼いだアマゾンギフト券と交換したので、別に損はしてないからいいんだけど(セコい)。

 

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