「詳説世界史研究」「クロニック世界全史」世界史好きになる参考書おすすめ

毎年恒例というか、今年も地歴教科書に記述する用語についてのニュースが出ていたが、ああいうのは一部の左翼学者がスタンドプレーをやっているだけなので、生温かく見守ればいいのである。連中にとっては聖徳太子よりも慰安婦問題の方が大事なんだろうけど、そんな不確定事項がセンター試験に出題されるとは思えない。現代史ならばGHQとか、せいぜい池田・佐藤・田中内閣時代の話がせいぜいだろう。どうせ高校の授業では明治維新くらいで時間切れだ。

そんなことはともかく、当サイトでやっている地歴勉強法では、日本史よりも世界史を推奨している。これは単純に、世界史が必修科目で日本史は選択科目であるという理由からであって、普通の高校なら山川の「詳説世界史B」を使用しているので、教科書をそのまま勉強すれば受験対策になる。しかし日本史は、下手をすると簡略なものを使っている場合があり、中堅私大はもちろん、センター試験対策にも困ることがあるのだ。進学校ならばそのくらいの対策はしているだろうけど、この選択科目問題はちょっとした盲点なのである。

 

というわけで、地歴勉強法というか世界史勉強法なんだけど、当サイト内で繰り返し述べているように、セオリーは完全に確立されている。「ナビゲーター世界史」などの実況中継本を読んで、授業を追体験することを毎日の日課にして、常に五割程度の暗記を維持しつつ、何周も読むことで知識を上塗りしていく。そして、定期試験前には「山川世界史ノート」で軽く復習すれば、ほとんど試験勉強をすることなく80点以上取れてしまうのだ。センター試験レベルならば、あとは「一問一答問題集」で仕上げをやれば困ることはないだろう。

ところが、たいていの受験生諸君は基礎がためをやらないで、いきなり一問一答だけやるもんだから、苦行のわりには何も身につかない結果に終わるのである。

セオリーとしては以上に述べたとおりであって、今のところこれ以上に効率的なやり方はないと思う。で、テクニックとしてはそういうことなんだけど、もっと核心的で大切なことがある。それは歴史が好きになることだ。アニメが好きとか車が好きとか、誰にでも詳しいジャンルがあるでしょう。それと同じようなノリで歴史好きになれば、覚えようと思わなくてもいやでも覚えてしまうし、試験問題などは幼稚すぎてアホらしくなってくる。例えば日本史で戦国時代が好きなら、それ関係の本を読むとかゲームをやるとかしているうちに、戦国時代に関しては先生よりも詳しくなっている。それだけで模擬試験では20点くらいプラスされるから、自然に成績優秀者になってしまうのである。

 

ところで、僕が高校生の頃には「ナビゲーター」みたいに便利なものはなく、授業を追体験するには参考書を読むしかなかった。当時人気のあった参考書としては、「世界史の研究」(総合力完成世界史)と「大学への日本史」が双璧の名著だろう。この二冊は古本屋で見かけたら即ゲットしてもらいたい。参考書は最初から熟読するのは苦行であるし、今は実況中継本があるからわざわざ熟読する必要もないんだが、教科書よりもかなり詳しく記述されているという利点がある。分かりにくいところがあれば、字引き代わりに参考書で調べるというやり方でいいだろう。

現在ではあまり流行らなくなった参考書であるけれど、難関大学を受験する諸君のあいだでは、「詳説世界史研究」が人気のようだ。これは元来、先生が授業に使う虎の巻なんだけど、詳しく記述された参考書として使用されるのが一般化されてしまい、その結果として他の参考書は淘汰されてしまったようである。

とにかく、当時は参考書と「山川世界史ノート」「一問一答問題集」が三点セットという感じで、副読本として中央公論社の「世界の歴史」(旧版)をよく読んでいた。昨年、一年間かけて読み返してみたが、通史としてはやはりこれが一番の面白さである。内容的には大学の教養課程レベルだろうから(実際、大学で授業のネタ本に使っている先生がいた)、高校できっちり世界史をやった人間にはちょうどいい難易度なのだろう。

 

参考書というより百科事典に近いんだが、通史の中では究極の豪華本と言われているのが「クロニック世界全史」である。世界史を新聞記事ふうに書いているのが特徴で、その詳しさと面白さは半端ではなくて、下手に眺めていると半日や一日は平気で過ぎてしまう。こういうのは図書館で見るしかなかったのだが、アマゾンで見たら五百円だったので、「日本全史」ともども購入してしまった。でかいし重いし置き場がないし、こういった豪華本は時代に逆行する代物なので、今どき流行らないのだろうという気がする。でも手に入れて非常に嬉しい(笑)。

アニメやゲームみたいな感覚で歴史をとらえるならば、豪華な歴史本はファンブックみたいなものだろう。歴史好きになってしまえば、世の中に流れているメディアの全ては、下手な二次創作みたいに見えてくるから面白い。受験生が歴史おたくになる必要はないけれど、どこかに好きな項目を見つけて興味を持つようにすれば、勉強は苦行ではなくなるのではないか。数字とか記号を必死に暗記するのではなく、面白いことを自然に覚えた方が、ずっと楽だし有意義だと思うのだ。

 

電子書籍で便利に読書

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