「ルパン三世 カリオストロの城」と元ネタ映画の華麗なる伝説

子供の頃からテレビの洋画劇場、さらには深夜映画でありとあらゆる名作を見て、映画を学んだという気持ちが非常に強いんだが、ゴールデンタイムの映画番組はほぼなくなり、深夜映画という言葉自体が死語になってしまった。残っているのは日テレの金曜ロードショーのみで、これも宮崎アニメと変な日本映画しか放送しないという体たらく。この金曜ロードショーというのはかつては水曜ロードショーでありまして、水野晴郎が解説をしていたのはおじさん・おばさんのお友達には説明無用であって、金曜に移行した第一作目が85年の「レイダース・失われた聖柩」だったのだが、開始直後に東京地方を震度5の地震が襲うというハプニングがあり、テロップが画面を埋め尽くしてグチャグチャになってしまったのも記憶に新しいところである(新しくないって)。

さて、その金曜ロードショーのドル箱タイトルなのが、宮崎駿の「ルパン三世 カリオストロの城」である。この映画の公開時には、物凄く面白い漫画映画という印象を受けたものだが、世間的には全然1ミリも話題にはならなかった。この1978年、ちょうど「さらば宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」が人気を呼んで今でこそアニメ元年みたいに言われているのだが、はっきり言って当時は大人が漫画映画に言及するなどは考えもつかないことだったし、ましてまともに評価などすればキチガイ扱いされたことだろう。

しかし、「カリオストロの城」を公開時に見た子供(つまり僕の世代)が大学生になった時には、大学の映画ファンの間では「うる星やつら2」とどっちが名作か、という議論で持ちきりだったのである。さらには「マクロス」「ナウシカ」も公開された頃で、大作アニメが出はじめた時期だった。その頃、「ぴあ」という若者必携の情報誌があり、その誌上でオールタイム・ベストテンをやったのだが、なんと「ルパン三世 カリオストロの城」が1位になってしまったのである。僕らはこのときはじめて、漫画映画をまともに評価してもいいのだ、という事実に目覚めたのだった。

 

カリオストロ伯爵、クラリスといった人物は、原典の「怪盗ルパンシリーズ」でおなじみなので、ファンならば最初からニヤリとさせられるところだろう。僕が子供の頃に感じた印象では、要するにさらわれたお姫様をヒーローが助け出す話、という認識であって、抜群に面白いことは確かなんだけど、ルパンである必要はないのではないか、という気持ちがずっと頭の中にあった。考えてみれば、これは神話の英雄譚の基本パターンであり、ヤマタノオロチの昔から繰り返されてきた王道ストーリーと言うべきだろう。宮崎監督は劇場第一作ということで、ルパンのキャラを借りてやりたいことをぶち込んだのであって、それをオリジナルキャラでやったのが「天空の城ラピュタ」だと思っている。

カリオストロ城を舞台にした、ルパンと伯爵のクライマックスの追っかけと決闘は、東映動画の「長靴をはいた猫」のリメイクのように見える。この映画にはスタッフとして宮崎駿も参加していたので、かなり信憑性は高いのではないだろうか。しかしそれよりも、大人になってから感じたことだが「カリオストロの城」は、フランク・キャプラの「或る夜の出来事」によく似ているような気がする。これはずいぶん古い映画で、ベッドの間にシーツで壁を作るシーンが有名な古典的名画である。基本構成として、嫌な男と結婚させられそうになった女性を、ヒーローがかっさらうというところが一緒だし、結婚式のシーンなどは、ほぼそのまま踏襲しているのでびっくりさせられる。銭形の名セリフなどに横溢するハート・ウォーミングな味わいは、古き良きキャプラ的な世界なのかも知れない。

 

ところで、「ルパン三世」の最初のテレビシリーズで思い出すのが、何と言っても「黄金の七人」である。といっても、若い読者ちゃんはピンと来ないかも知れない。「黄金の七人」シリーズは往年の深夜映画では定番タイトルだったものだが、今やお目にかかる機会はほぼないからね。80年代に小沢健二がダバダバ音楽をほめたら、一瞬渋谷界隈でサントラ盤がリバイバル的にヒットしたのも懐かしい思い出である。この第一作目の銀行襲撃からして完全にルパン三世なんだけど、特に笑っちゃうのが三作目の「新・黄金の七人 7×7」で、造幣局に潜入して勝手にお札を刷ってしまおうという、ルパンがやってた珍作戦の完全なる元ネタである。これ、藤岡重慶の吹き替え版がやたら面白いんだけど、深夜映画が絶滅した今となっては、もはや見る機会は永久にないだろう。

ルパン三世のニセ札ネタでもう一つ思い出すのが、日活映画「危(やば)いことなら銭になる」である。ニセ札作りの名人を探し出して原版を作らせようという、コメディタッチのギャング映画なんだけど、刷り上がったお札を見ると、聖徳太子があさっての方向を見ている使えない代物でした、というオチ。アニメでは聖徳太子がルパンの顔になってたが、そんなのは一瞬でバレちゃうだろうと思うんだが(笑)。この映画の脚本を担当している山崎忠昭は、アニメ第一話「ルパンは燃えているか」の脚本家でもあるので、まさにこの作品こそルパンシリーズの原点のひとつだろう。特にルパンの第一シリーズは、日活アクションのバカバカしい面白さに通じるものがあったと思うのだが、第二シリーズ以降は完全に子供向けアニメになってしまって残念だった。

 

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オープンワールドゲームおすすめ PCとPSで自由度の高い冒険を楽しもう

オープンワールドゲームというのは、日本では「グランド・セフト・オート」みたいなゲームという感じで、かなり狭い意味で認識されているようだ。そして、GTAみたいなゲームが日本のメーカーから出てこないので、「日本人にオープンワールドゲームは作れない」などといった性急な結論が出てしまっている。GTAに関して言うならば、車泥棒や犯罪は日本人の感性に合わないので、ああいうタイプのゲームを敢えて作ろうとは思わないのだろう。僕の考えでは、広い世界が感じられて冒険している気分になれればオープンワールドと言えるので、別に3Dでなくてもシームレスでなくてもいいと思っている。

その意味で、僕が最初に広い世界での冒険を感じることができたのは、ファミコンの「天地を喰らう2 諸葛孔明伝」だった。パソコン(マイコン)小僧だった僕だが、家庭機で本格的なRPGがやれるとは思ってなかったので、このゲームにはかなりびっくりしたのである。これはつまり三国志のRPGなんだけど、敵が軍門に下るとそのまま仲間になるのが変わっていて、最終的には何十人もの武将が仲間キャラになる。これはのちにPSで出た「幻想水滸伝」のハシりではないかと思っている。

その「幻想水滸伝」シリーズも、スタンダードなRPGだけど世界の広がりと自由度では、オープンワールドゲームと言ってもいいのではないか。特に四作目は非常に評価が低かったけれども、3Dマップの世界を自由に冒険するという感じは、このゲームが一番よく出ている。日本では自由度の高いゲームが出ないと文句を言っておいて、出たら出たでストーリー性が薄いと文句をつけるんだから、まったく勝手なものである。

 

ところで、3Dで描かれた世界を自由に旅する、本格的なオープンワールドRPGといえば、やはり「ドラゴンクエスト8」であろう。これはストーリー性が高い和製RPGの代表格ということもあり、オープンワールドという観点で語られることはほとんどないのだが、当時で言えば「オブリビオン」に匹敵する名作ではないかと思うのだ。このゲームはマップが3D、キャラが2Dで描かれているそうで、こういう手法はPS時代の「グランディア」「ゼノギアス」でも用いられていたものの、PS2になってようやく、アニメキャラがゲーム上でグリグリ動く感じを実現することができたようだ。格闘ゲームの「ドラゴンボールZ3」もそうだが、ポリゴンよりもこうしたアニメ調の表現の方が、日本のゲームには合うような気がする。

PS2時代では、「ダーククロニクル」「バンピートロット」といった3D調のアドベンチャーRPGが輩出し、それなりにオープンワールド的な気分(定義が曖昧なのでよくわからんけど)を楽しむことができた。しかし、本当に自由度の高い冒険という意味では、レースゲームの「チョロQHG2」こそが、日本製オープンワールドゲームの最高傑作ではないかと思うのだ。これはラジオを聴きながら世界を好きなように走りまわって、町についたら適当にレースをやるという、まったく自由でいいかげんなところが非常によかった。どういうわけか、以降の続編ではこのスタイルはなくなり、普通のレースゲームになってしまったのだが……。おそらくは、「チョロQワンダフォー」の続編を企画したときにちょうどオープンワールドが流行りだしたので、単純に便乗したのだろう。

 

3Dの世界を駆けまわるスタイルといえば、レースゲーム・ドライビングゲームと相性がいいのは当然のことだろう。初代PSだと「バットマン」というのがあって、ゴッサム・シティーをバットモービルで走る面白さがあったが、これはもうひとつ技術が追いつかなくて珍作といったところ。むしろ海外PCゲームからPSに移植された「ミニミニ大作戦」(日本未発売)の完成度が高かった。もっとも、これはミッションをこなしていく形式であって、自由度はないのだが、立体的な町の中を車でグリグリ走るという感覚が、ドライビング・ゲームとしてはかなり画期的だったのである。「オーバードライビン」(ニード・フォー・スピード)あたりでも、まだ背景は平板な書き割り調だった頃の話だ。

さすがに初代PSで3Dのオープンワールドは無理があったわけだが、そんな時代にもかかわらず、日本製ゲームの中から奇跡的な快作が生まれている。人気のロックマン・シリーズをオープンワールド・アドベンチャーにした「ロックマンDash」である。これはその頃流行していたFPSから発想したスタイルかも知れないが、それにしても初代PSの段階で、3D世界をグリグリ動きまわるアクションアドベンチャーとは、よくぞ作ったと言わざるを得ない。この「ロックマンDash」は二作目も出たし、現在でも熱狂的ファンが存在するシリーズなのだが、メーカー内部でゴタゴタがあったのか、続編は完全に頓挫してしまったようだ。

 

オープンワールドゲームが家庭機で主流になってくるのは、当然PS2時代になってからで、特に「ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド2」の登場が大きかったと思う。今から思えばごく狭い箱庭世界ではあるのだが、町の中を自由に走りまわるレースゲームというのは、それまではありそうでなかった。前作がひとつの町をレース場に見立ててストリートレースをやるという内容だったので、そこに流行してきたオープンワールドを組み合わせたのだろう。次の「モスト・ウォンテッド」では、警察に追われて町中を逃げまわるという、のちの「ニード・フォー・スピード」シリーズのスタイルが完成したのである。この「アンダーグラウンド2」「モスト・ウォンテッド」を模倣したストリートレースものは、海外ではかなりの数が出現した(日本にはほとんど来なかったけど)。

そして、ハワイ・オアフ島をまるごとゲーム世界にしてしまった、究極とも言うべきドライビング・ゲーム「テストドライブ・アンリミテッド」がPCで登場。これはPS2にも移植されたんだが、アタリ社の倒産とかあって日本版は発売されなかった、残念。そんなところがPS2のオープンワールド・レースゲーム事情なんだけど、そうした流行の波が来る前に「チョロQHG2」が出ちゃったという、歴史的快挙に注目してもらいたい。注目しようにも、このゲーム自体なかなか手に入らない代物であるのだが。

 




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幻想水滸伝4が世間でクソゲー扱いされているのを最近知って驚いた

ブログをやっていると、思わず意表をつかれることがときどきあって、以前「Flatout3」というPCのレースゲームのことをほんのちょっと書いたら、「Flatout3 クソゲー」のキーワードで訪問する人がいまだに後を絶たなかったりする。まあ、あれは本当のクソゲーだったのでまだ納得できるところはあるんだが、こっちが名作だと思って何年もやっていたものが、ネットが発達してみると思わぬ低評価が明るみに出てびっくりすることもあるのだね。そういうゲームをブログ上で下手に誉めると、たちまちキチ×イに粘着されてコメント欄が大炎上したりして。

そこで、話は「幻想水滸伝4」なのである。僕はシリーズの中では4と5がかなり好きで、特に5は名作だと思っているんだが、一般の幻水ファンの間ではこの二作の評価が非常に低いようだ。掲示板などでは4が最低の駄作とされていて、5はいわゆる萌えキャラが出たことがお気に召さなかったらしく、とにかく4と5を誉めることはご法度という空気が蔓延している。掲示板というのは1と2の信者が仕切っているらしく、声の大きいやつらが他の意見を押さえ込んで恐怖支配を敷いているようだ。ガキ大将みたいな馬鹿が幅を利かせるグループというのは、僕がこの世で一番嫌うところである。

 

とはいえ、「幻想水滸伝4」がシリーズ中で評価が低いというのは、冷静に考えると分からん話ではない。ストーリー的には群島諸国の小競り合いなので超大作ではないし、イベントも多くなくてあっさりした流れである。船で海を移動するのに非常に時間がかかる上、海上でのエンカウントが頻繁なのには、イライラする人が多いかも知れない。総体的には盛り上がりに欠け、感情移入するのが難しいゲームなので、3までに見られた波乱万丈でハラハラドキドキという趣きからは大きくチェンジしているのだ。

しかし感じ方は人それぞれであって、僕は「幻想水滸伝4」の静かな雰囲気が好きなのである。ストーリーが薄いという批判は確かにその通りなのだが、あんまりいろいろ詰め込んでしまっては、海に漂うようなゆったりとしたゲームの流れがそこなわれてしまうだろう。

 

さらに言うならば、ストーリーが薄くてすぐに終わってしまうと文句つけている連中は、単に早解きプレイだけをやっているのではないだろうか。「幻想水滸伝4」はちょっと変わったゲームであって、ストーリーの内容はほとんどない(こらこら)のだが、ミニゲーム(リタポン)やサブイベント(風呂、懺悔)は異様に充実していて、寄り道プレイをしているとストーリープレイの数倍、数十倍の時間がかかってしまうのだ。このゲームの面白さは、むしろミニゲームとサブイベントにあるのだ、と敢えて断言したい。それがクソゲーのクソゲーたる所以と言ってしまえば、ごもっともと言うほかないのだが。

あと、海上でのエンカウントの多さと戦闘の煩雑さだけど、これも僕にとっては魅力のひとつなのだな。特に、新たな海域に踏み込むと敵が異様に強くてどうなることかと思うんだけど、数をこなしていくとこっちのレベルがグングン上がって、やがて同じ敵を一撃で倒せるようになるわけだ。もちろんこれはRPGでは当たり前の話なんだが、単調な航海の中で目に見えてレベルアップが実感できるところが、メリハリとして絶妙だと思ったのである。

 

とまあ、強引に(?)擁護してみたものの、「幻想水滸伝4」がもうひとつ盛り上がりに欠ける一作であるという印象は否定できない。傑作とは言えないが悪くない出来のRPGというのが正当な評価だろう……と思ったら、これが何と2004年クソゲーオブザイヤーの次点にランクされているというから、改めてびっくりしてしまう。いくらなんでもこれは評価が低すぎる。もっとも、最近のクソゲーオブザイヤーはまともにプレイもできない無茶苦茶なシロモノが選ばれているのだが(そんなのが市販されていること自体驚きだが)、この当時は「有名タイトルなのにがっかりしたゲーム」を選ぶという方針だったようである。

ついでに言えば「幻想水滸伝5」はプレステ2のRPGの中でも名作のひとつだと思うのだが、これ以上言うと変なやつが来て炎上しちゃうので、ここでやめておこう(笑)。

 




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ドラクエ1を今ごろプレイしているレトロゲーム好きの中年男

いつものように延々と勉強ネタをやってもいいんだが、ちょうど中間試験が終わった頃のようなので、時期的に言ってそんな話は誰も読みたくないだろう。ということで、たまにはゲームネタを挟んでみるのも悪くないと思ったのである。といっても最近のゲーム機は全く持ってないので、必然的にレトロゲーム(下手したらマイコンゲーム)の話題になってしまう。マイコンはいかにも古すぎるのだけど、初代ドラクエの話ならば今どきのゆとり諸君に通じないこともないだろう、と希望的観測を抱きながらダラダラといってみたいと思う。

なんで初代ドラクエかというと、なんとなく「ドラゴンクエスト1・2」というスーファミのゲームをやりはじめたのである。今さら攻略記事を書いても仕方がないので、ただやりはじめたという報告だけしようと思ったら、早くも前半の山場であるドラゴン戦を突破して姫を救出してしまった。ストーリーらしいストーリーもないまますいすい進むし、システム的には「ドラクエ5」と同じ体裁にリメイクされていて、スーファミ版はごく普通のシンプルなRPGという感じで今でも十分に遊べるのだ。

 

それはそれだけの話なのですが、ひたすらうろうろとレベル上げをしていると、昔のことを妙に思い出してしまう。ドラクエの1とか2がファミコンで出ていた当時は、自律神経失調症に悩まされていて非常に苦しく、起き上がったり出歩いたりすることが辛かった。やることがないのでゲームばかりやっていた。といっても、もっぱらPCゲームばかりであって、ファミコンでまともなゲームが出るとは全く思っておらず、ファミコンを買ってもいなかった(仕事に出られなくて貧乏していたので、買うことができなかったのも事実なんだが)。

そしたら大学の先輩が見かねたのだろう、「ファミコンでベストプレープロ野球が出たぞー」と言って、ファミコン本体とゲームソフトを持ってきてくれた。それからしばらくは、ベストプレープロ野球のデータを入力しては延々と試合を観戦するのを、引っくり返ったまま繰り返す毎日だった。まあ、やってることは現在と大差ないわけだが(笑)。

そうこうしていたら、ちょっと起き上がれるようになったので、ふらふらと這うようにして商店街のファミコンショップに出かけるようになった。その頃はPCで「三国志」をやっていたがあまり乗れず、そこでナムコの三国志を買ったがこれもあまり面白くなくて、シミュレーション的なのは合わないなーと思って、期待せずに「天地を喰らう2 諸葛孔明伝」というRPGの三国志ゲームを買ったのですな。そうしたらこれが非常に面白くて、ファミコンでもRPGがやれるじゃん、と認識を新たにしたのだった。

 

そこで、ファミコンでRPGをやりはじめたのかと思ったら、そうではなかったんですねー。例の先輩がまたぞろ下宿にやってきて、「おまえまだファミコンやってんのか。時代は次世代機だぞ、スーファミだぞ、映像と音がダンチだぞ」と吹きまくるので、乗せられてスーファミを買ったのである(その頃には塾の先生に復帰したので、ちょっと金があったのだ)。それで「F-ZERO」とか「ウルトラマン」なんかを一年くらいやっていた。

そうこうするうちに、そういえば俺はRPGをやるつもりだったのだ、と急に記憶が甦ってきて、やっぱりまずはドラクエをやるべきである、と思ったのだった。その頃には、ドラクエは社会現象になるくらいの話題になっていた。しかし、まだスーファミ版のドラクエは出ておらず、最新作はファミコンの「ドラゴンクエスト4」だったのである。近所の古本屋で中古が300円だったのでさっそく購入して、ファミコンを引っぱり出してきてやりはじめたのが、僕の生涯初ドラクエだったわけである。

ところが、「ドラクエ4」の内容は全然覚えてないのだな。おそらくスーファミの映像に慣れてしまったので、ファミコンのショボい画面とかピコピコ音がかったるくなって、中盤で挫折したのだろう。その少しあとにプレイした「ドラクエ5」の面白さが鮮烈であって、僕の中では最初のドラクエ体験は4よりも5という感じになっている。ちなみに言うと、その頃ファイナルファンタジーシリーズもじわじわと話題になっていたのだが、「結構面白いけどドラクエには勝てないよね」という意見が大勢を占めていたと思う。僕はそういう感じで4、5あたりをやったあと、FF6のストーリーの面白さに打ちのめされて、ひょっとしたらFFはドラクエを抜いたんじゃないか?と思ったのである。

 

そういうふうにドラクエとFFに注目しつつ、いろいろなゲームを馬鹿みたいに中古ショップで数百円で買ってきては、仕事そっちのけで(?)プレイしつづける日々だった。RPGとシミュレーションRPGの主なタイトルはほとんどプレイしたのではないだろうか。僕にとってはスーファミ時代がゲーム全盛期であって、プレステやサターン以降は別物になったという気分が強いのだ。プレステを買って、最初のゲームとしてFF7をやった時の衝撃は測り知れないものがあったのだが、同時に僕の中では、それまでのRPGの時代が終わったなーという気持ちが大きかった。てなわけで、次回はスーファミRPGの思い出をいろいろ書いてみたいと思う。ではまたー。

 




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PCシャットダウンやブルースクリーンの原因と対処法

当サイトのメインテーマは、ひきこもり・ニートのお友達がお金を稼ぐ方法を伝授することである。そこで、まずはブログアフィリエイトという話になるんだが、PCがまともに動かなくては何もはじまらないわけだな。なんでそういう話の流れになるかというと、かく言う僕がここ数年来、PCの突然のシャットダウン、あるいはブルースクリーンに苦しめられていて、PCを起動するのが毎日苦痛になるくらい嫌な思いをしてきたからである。

僕が使っているのは中古で買ったNECのMateというやつで、企業や学校などで大量に導入して、型落ちになると中古ショップに払い下げられるというタイプの、代表的な量産機だ。自作PCならば、メモリなどの相性問題でブルースクリーンになることは多々あるのだが、大手メーカーの量産型ではそういうことはあり得ない。あったら大問題になっている。

だが、特にMateにはなぜかブルースクリーンになりやすい傾向があって、困っている人も多いようだ。僕は数年間苦しみ、試行錯誤した末に一定の結論を得たので、特別に発表することにしよう。などと大仰に言うこともなくて、中古PCの動きが変になったらさっさと次の中古を買えばいいだけの話なんだが。Mateなら一万円も出せばそこそこの機種を買えるんだからね。

 

さて、Mateでよくある症状としては、起動プロセス時にPCが落ちるということが多い。全く起動しないということもあるし、起動したところでフリーズすることもある。それから、起動して数分後にブルースクリーンになることも多いのだな。これから仕事をしようという時に、無慈悲な青い画面を見ると本当に萎えてしまう。

こういう場合、USB機器を外したらうまく動いたとか、再起動したら普通に動作するとか、挙動がまちまちなんですね。だからその都度、いろいろ姑息な手を使ってみるんだけど、はっきり言って一定するということがない。それもそのはずで、これは何かのパーツが悪さをしているとかいった接続の問題ではないし、ましてやソフト的な問題でもないのである。メーカー製PCでそんな根本的・技術的な問題はまず起こりえないし、パーツ自体が急に壊れるということも、昨今のPCではちょっと考えにくい。

 

結論から言えば、起動時にフリーズしたりブルースクリーンになったりするのは、要するに電力供給が不十分だからである。特にMateの場合はまず十中八九これが原因。経年の劣化で電源のテンションが落ちているか、または電源ユニット内のコンデンサのどれかが破裂・液漏れしている可能性が大きい。電力不足はスリムPCの持病のようなものだが、Mateに限っていえば使用部品が脆弱なのか、わりと簡単に液漏れが出るようだ。

もともと、Mateに使われている電源は200wであり、ビジネス機としての使用には十分だが、個人使用にはかなり非力である。趣味で使うなら最低限、ネットくらいは快適に見られなくてはいけないので、たいていちょっとしたグラボを積むことになる。すると電力供給量は本当にギリギリになってしまい、経年劣化でちょっとでもテンションが落ちれば、起動プロセスに必要なパワーを供給できなくなってしまうのだ。USB機器を外せば動くことがあるのは、瞬間的に負担が軽くなるからに他ならない。

 

ネットで検索すると、破裂したコンデンサを交換する方法が出ているのだが、これは素人にはとても無理。電源ユニット自体を交換するのが手っとり早いだろう。Mateのスリム用電源は、アマゾンでもいくつか売っている。しかしなぜか馬鹿高くて八千円くらいしちゃうのだな(それなら中古PCを買った方が早いって)。ヤフオクなら純正のMate用の電源を、千円から二千円くらいで簡単に買えるし、付け替えもそんなに難しくないので、やってみる価値はあるだろう。

というわけで、中古のスリムPC、特にNEC・Mateのブルースクリーン問題は、電源ユニットを交換すればたいていの場合、問題なく解決すると思われる。ただし例外的に、というか周期的にブルースクリーンが出ることはあるので、そこんとこを最後に補足しておこう。

PC自体はどこも悪くないのに、数ヶ月ごと(特に季節の変わり目)にフリーズやブルースクリーンが頻発することがある。これは多くの場合、CPUファンがうまく回っていないのが原因である。気候が変わるとファンの潤滑油の状態が変化するので、固まって回りにくくなったために電源に負担をかけたり、またbios側で回ってないと判断して、問答無用でシャットダウンしてしまうこともあるようだ。この対処法は、CPUクーラーを分解してファンのシャフト周りのゴミを取り除き、改めて油を差すこと。これは面倒ではあるけど、慣れればそんなに難しい作業ではない。

あと、CPUファン自体が故障していることも稀にある。この場合も、ヤフオクで検索すればたいてい純正品が出品されていて、千円かそこらで手に入れることができるだろう。

 

このように、千円か二千円くらいで部品交換ができる場合は、ヤフオクなんかを当たってみるのが上策。といってもMateの中古品はそんなに高くないので、一万円くらい出しても惜しくないと思ったら、潔く次の中古マシンを買うことにしましょう。なんだかんだ言って、PCは消耗品である。機械の調子にばかり気を取られていたら、肝心のネットビジネスが全然進まないってことになるからね。

 

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